導入後の成功を左右する4つのチェックポイント
前回のコラムでは、CDPツールを導入する目的を明確にし、選定のポイントについてお伝えしました。 今回は、その次のステップとして、導入後の成功を左右する4つの重要なチェックポイントをご紹介します。
目次
チェックポイント①使っているデータソースを整理する
CDPを導入してデータを正しく統合するためには、現在どんな顧客データを保有しているのかを整理することが大切です。
ポイント
データが複数の場所にある場合、CDPツールと自動で連携できるのか、それとも手動対応が必要なのかをチェックしましょう。 また、異なるデータを統合するときに、顧客を正しく識別できるキーがあるかも確認が必要です。
チェックポイント②CDPで活用するデータを選ぶ
①で整理したデータの中から、CDPに統合するべき顧客データを選びましょう。 「どんな施策を行いたいのか?」を考えながら、そのために必要なデータを洗い出すことがポイントです。
ポイント
CDP導入前に抱えていた課題を解決するために、必要なデータを明確にしましょう。 また導入後に実施する施策を具体的に考えることで、必要なデータの優先順位を決めやすくなります。
チェックポイント③社内の体制やスキルをチェックする
CDPツールを導入・運用するには、社内の体制やスキルも大きく関わります。 現状を把握し、スムーズに運用できるよう準備を整えましょう。
ポイント
「誰がツールを使うのか?」「操作できる人をどう育成するか?」「外部機関のサポートはどこまで受けられるのか?」など、運用体制を事前にしっかり考えましょう。
チェックポイント④導入・運用のコストを見積もる
CDPツールは、導入するだけではなく、継続的な運用が必要になります。 そのため、導入費用だけでなく、運用費用も含めたトータルの費用を事前に試算しましょう。
ポイント
ツールの費用だけでなく、社内での運用にかかるコストも考慮することが大切です。 また、外部機関のサポートが無料なのか有料なのかも事前に確認しておきましょう。
まとめ
CDPツールは、多機能だから良いというわけではなく、自社の目的や課題に合っていることが何よりも重要です。
今回の4つのポイントを整理することで、最適なCDPツールを選び、導入後の効果を最大限に引き出せるようになります。 結果として、顧客とのコミュニケーションの質を高め、業務の効率化にもつながるでしょう。
ぜひ、本記事を参考にしながら、自社にぴったりのCDPツールを見つけてください!